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国立市の住基ネット接続

 市長が代わり、国立市が住基ネットに接続へ、ということがニュースになったのはついこの間のよう。住基ネット接続のための補正予算が市議会で成立しましたが、接続にあたり住基ネット条例を制定すること、条例制定に当たっては国立市情報公開・個人情報保護審議会の意見を聴くと市議会で答弁がされたとのこと。そのため、8月に審議会に条例案について意見を聴きたいとの諮問がありました。

 国立市の審議会にかかわって結構長いことたちますが、国立市はいったん住基ネットに接続、しかしその後切断をして今に至っており、その過程では審議会にも多くの市民から不安の意見が寄せられ、充分に市民に対して説明をすること、安全確認をすることを求める建議を自発的に行ったこともありました。審議会としては、住基ネット問題とは全く関係なく来たわけではなく、自治事務である住基事務に対する市としての市民に対する責任については、一定の意見を述べてきたところでした。

 住基ネットを接続するかどうかという判断は、もはや審議会の権限の範囲ではありませんが、今度は住基ネット条例案について検討をするという、とても胃の痛い仕事が回ってきました。市民サイドではいろいろな動きがあるようですが、審議会の範疇でできることは、どういう条例が最低限必要かです。10月までには検討し結論を出さなければならないので、ちょっとせわしない気分です。
 
by clearinghouse | 2011-09-08 23:39