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近況いろいろ

 少し前になるが、沖縄国際大への米軍ヘリ墜落事故の関係文書の一部不開示決定を争っている訴訟で、福岡高裁がインカメラ審理を行うため、検証物提示命令により国に対して不開示開示文書の提出を命じたことを紹介した。

 情報公開訴訟で福岡高裁 非公開文書の提示命令 
 福岡高裁の検証物提示命令に対して、国は抗告許可申し立て 情報公開法などに不適法だって

 この件、最高裁への抗告を福岡高裁が認められたので、最高裁に送られた。どうなることやら。個人的には、この先の展開に興味津々。

 先週は、月曜日にアメリカ人で日本の政治資金を研究しているという研究者に会う。政治資金データベースに関心があることと、範囲は異なるが同じようなデータ収集をしているということで連絡があったのでお会いし、お互いの集めている情報などを見つつ、若干の情報交換など。それにしても、マニアックだよお互い。範囲は違えども、こういう情報を集めて何かしようという人がそもそもあまりいないと思うので、これまで政治資金データベースの関係で話をしてきた人とは違うところで、なんとなく盛り上がった。2007年分のデータ収集などでこれから一緒に何かすることになるかなあ。

 7月26、27日の両日、毎年行っている「市民と議員の条例づくり交流会議」を開催するので、交流会議の運営委員会やら、分科会の担当後のと会議やら、ML上でのやり取りやら、何やらあわただしい。今回のテーマは「 議会改革はいま 市民自治体をめざして―広がる議会基本条例、決算を活かす、市民と議員の政策づくり―」。1日目が全体会、2日目が分科会を行うが、私は第一分科会「市民と議会の政策づくり」の担当。とはいっても、あまり役には立っていない。すでに申込みの受付をしているので、ぜひご参加ください。ちなみに、私は一日目も二日目も、気がついたら何やら出番があるよう。12日に運営委員会があり、遅れて参加をしたら何やら覚えのないところに名前が入っていた。なぜそういうことになったのかについては、大いに自覚があるので、まあ、がんばります。

 そういえば、交流会議の中のプロジェクトである「自治体議会改革フォーラム」が朝日新聞と共同で行った「全国自治体議会の運営に関する実態調査」。6月1日と8日の朝日新聞紙面で結果が紹介されているが、調査結果についてフォーラムでも特設コーナーを設けて公開をしている。関心のある方は、ご参照ください。

 そして、13日は記録管理学会の研究大会へ行き、内閣官房に設けられている、「公文書管理の在り方等に関する有識者会議」の座長をされている尾崎護氏の特別講演「情報公開と公文書管理」を聞く。6月23日の会議で中間報告が検討されることになってるが、講演での尾崎氏の話によれば、特に予算要求などが必要な部分について中間報告では明示するよう。中間報告後には、各省庁からのヒアリングも行う必要があると考えているとも。尾崎氏は、情報公開法を検討した行政改革委員会行政情報公開部会の委員でもあった方で、元官僚。どんな話をするのかとっても興味があったが、まあ何とも微妙な話もあって、それが返って行政の外から制度を見てきた人間との違いでもあるだろうと思うので、面白くもある。話を聞いていて気になったのは、アーキビストの必要性について、各省庁が歴史文書として移管するか廃棄かを判断するのは基準を示しても難しいので、各省庁の担当者の相談に乗る人が必要ではないかと思うようになった、と話されていたこと。中間書庫などへのアーキビストの配置も念頭にはあるのだが、廃棄権限については各省庁に残すとも聞こえてしまうので、どのような公文書の管理の在り方について提言をするのか、とっても気になる。

 今日は、情報公開の裁判をする予定の人からの相談を受ける。相談を聞いているうちに、そういえば私もやらなければいけない不服申し立てと訴訟があることを思い出した。ああ、早くやらないと…
by clearinghouse | 2008-06-18 01:45