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 消費者委員会に個人情報保護専門調査会が設置され、8月5日に第1回会合が開かれます。同じ日の時間を変えて、公益通報者保護専門調査会も開催されます。両方ともに私は委員になっているので、この日は両方出席します。

【個人情報保護専門調査会】
 第1回会合の傍聴申込みが受け付けられています。申し込みは8月3日(火)11:00までです。
 
 平成22年8月5日(木)10:00~
 http://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/kojin/100805/kaisai.html
 個人情報保護専門調査会については、下記に若干の情報があります。
 http://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2010/0723/100723_shiryou1.pdf 

【公益通報者保護専門調査会】
 第3回会合の傍聴申込みが受け付けられています。申し込みは8月3日(火)11:00までです。

 平成22年8月5日(木)16:00~
 http://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/koueki/100805/kaisai.html
 公益通報者保護専門調査会の関係資料は下記に掲載されています。
 http://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/koueki/top.html
 
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by clearinghouse | 2010-07-31 21:45 | 個人情報保護

 行政透明化検討チームの第6回会合が延期になってしまい、リスケジュールされたとしても8月下旬になりそうな感じなので、30日開催を目指して取りまとめされていた大臣案があと半月以上お蔵入りになってしまうという、何とも間のあいた感じになってしまいました。間があいたから仕方がないので待ちましょうというのも何なので、行政透明化検討チームに参加させてもらって、いろいろ感じること、思うこと、法改正という限定があったために話せなかったこと、時間の制約もあって話せなかったことなど、いろいろあるので、まだ終わってはいませんが、とりあえず一人反省会を何回かに分けてしてみようと思います。

 私が今回、しつこいくらいにこだわったのが、行政文書と不開示情報の個人情報の規定の問題。行政文書は第1回に示された大臣素案にない項目で、個人情報も大臣素案ではかなり表面的な論点としてしか拾われていなかったものです。でも、行政の透明化とか、行政刷新という観点からすると、かなり本質的な課題であると私自身は思う項目だったので、どう拾われるかは別にして、とにかくこだわるしかない項目なんです。結論的にいえば、第1回の大臣素案で示された枠は、決して動くことはなかったということが、議論に参加をして早い段階で風景として見えてしまいました。(その「枠」のことはたぶん別に更新すると思う。)

 何でこだわるのかということは、ちゃんと理由があります。情報公開法って、基本的には手続を定めた法律で、私たち市民がその手続を権利として行使することで、情報が公開されるものです。ややもすると、手続をこなすということになりがち。でも、透明性、アカウンタビリティが高まった行政運営をしていないと、原則公開と言いつつもそれは徹底されないし、公開されるべき行政文書の作成・取得がそもそも不十分だったり、管理が不十分だったりということになりがちだと思っています。要は、情報公開法が制定されたから手続を適正にこなすということはもちろんのこととして、単にそれだけではなく、実のところは行政運営の適正化が図られて、情報公開体質に変わっていかないと、情報公開が本質的には進まないという側面もあるのです。

 そう考えると、情報公開法そのものがそういう緊張感をもたらすという意味はあると思うのですが、特に行政運営の在り方、ひいては行政組織の在り方を変えうるものが情報公開法にあるとすれば、それは行政文書の定義と個人情報の規定だと思っています。

 行政文書は、何を作成・取得して管理し、情報公開請求の対象にしていくのかは、行政の仕事の仕方と直結するものです。そこをちゃんとしないと、情報公開制度があっても、請求の結果が中途半端だったり、市民感覚からすると不合理なことであったりして、かえって行政運営の仕方そのものに不信をもたれる結果になる。だからこそ、行政文書として何を位置づけるかは、市民に信頼される行政となるためにも、とても重要だったりするわけです。

 情報公開法の行政文書の定義は、情報公開法以前の決裁供覧文書に限定した情報公開条例が跋扈していた時代を変えるものとして、とても歓迎しました。でも、運用していくと、当初の立法趣旨や立法当初の思いとは別に、緩みや自己都合としか思えないような運用に市民は行き当たり、それがまかりとおる定義であれば、変えてほしいということになるのは当然。要は、当初の考え方は決して問題があったわけではないのですが、結果的には行政運営の在り方があまり変わらずに、旧来のやり方の上に情報公開法がのっかった状態が継続してしまっているということなんだと思います。

 だから、行政運営の適正化を見据えるのであれば、行政文書はこだわらざるを得ないと思うわけです。

 もうひとつの不開示情報の個人情報は、行政運営の適正化という意味では、何を適正というか、適当とするかという意味で、やっぱりこだわらざるを得ない。今回は、公務員の氏名の原則公開と、私的諮問機関の委員で公務員の身分を持たない人も公務員と同様の扱いとするということが議論の中心になってしまいました。そこに、プライバシー型の規定を入れてほしいと最後までしつこく粘ってしまったのが私。枠がかなり固いことはわかっていたんだけど。

 理由は、公的領域の政策形成、意思形成へ関与した個人は、公務員であろうとなかろうと原則として個人情報としては保護されないということをはっきりした方がよいと思っているからです。要は、今は一定範囲、たとえば第三者機関をはじめとした合議体などは政策形成、意思形成はある程度顕名化しているところがありますが、それ以外の政策形成、意思形成の匿名性はまだ維持されている。少なくとも、公的領域の政策形成、意思形成に何らか影響を及ぼしたり関与した場合は、それは個人情報として保護すべきではない、つまりはそこは匿名性を原則としないということを情報公開法ははっきり示すべきだと思うのです。

 匿名性に守られた仕事は、決して健全な仕事につながらない。だからこそ、プライバシー型の規定とすることによって、これまでのある種の暗黙の了解なり、暗黙のルールを壊して、これまでの行政運営の在り方を変えることが、この個人情報の規定が持つ力だと思うので、とにかくこだわった。

 こういう考え方が正しいのか、一般的にどう受け止められるのか分からない。当たり前すぎて誰も言わないだけなのか…。私も、ほとんどこういう話は酒の肴状態でしか話すことはないし、でも取材で答えたことは何回かるかも。でも、これがだたしいかどうかは別にして、何らかのそもそも論を共有して議論をしないと、対立点ははっきりするけど、得るものの少ない議論になってしまうのではないかとも思う。

 というわけで、行政刷新だったり、行政透明化を目指すのなら、まずはここからと思ったのですが、結局大臣素案の枠はコンクリートより固かったので、非力で付録のような私では、行政透明化検討チームではここまで、という感じになってしまった。行政文書も個人情報も、はっきりしていませんが、それぞれ公文書管理委員会と消費者委員会個人情報保護専門調査会に申し送りになるかもしれないので、申し送られれば、そこで第2ラウンドで議論を続けてほしいと思うのです。

 次の反省会では、「枠」の話か、「審査会」のことでも反省してみようと思います。
 
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by clearinghouse | 2010-07-30 12:52 | 行政透明化検討チーム

 公文書管理法の施行令と、行政文書管理ガイドラインの素案意見募集が始まっていました。

http://www8.cao.go.jp/koubuniinkai/oshirase/goiken1.html

 第1回公文書管理委員会で提示された素案から何が変わったのかはわかりませんが、何と意見募集は8月13日までだそう。2週間か…、とため息をつきたくなりますが、8月30日が第2回公文書管理委員会なので、仕方がないのかなとも思うけど、やっぱりむむっと思ってしまう。

 意見募集は電子メールは所定のフォームで送ることになっているのですが、字数制限が400字。複数項目を出したいときは、その都度フォームに入力しなさいということでしょうか。郵便で間に合うように意見を作った方が、ストレスが少なさそうです。
 
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by clearinghouse | 2010-07-30 12:19

 明日、当初10時から予定されていた行政透明化検討チーム第6回会合が、延期になりました。いったん11:15から45分間の会議で予定されましたが、最終的には延期になりました。明日から臨時国会が短期間開かれるし、閣議もあったりするようなので、やむを得ないですね。

 でも、延期すると大臣案が世に出るのが先送りになってしまって、それをもとにした議論が始まったりするのも先送りになる。ここまできて先送りとは、ちょっと痛い。

 リスケジュールの調整をしているので、第6回会合は行われると思いますが、それにしても痛い(>_<。)
  
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by clearinghouse | 2010-07-29 16:28 | 行政透明化検討チーム

 「社会保障・税に関わる番号制度に関する検討会 中間取りまとめ」に対する意見の募集が行われています。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060007162&Mode=0

 期間は8月16日まで。任意の意見募集(パブリックコメント)として行われていますが、意見募集用のフォームを見て、これをパブリックコメントと言っていいのだろうかとしばし絶句。複数案でどれがよいか選択させ、その理由を書くというもので、アンケートと言った方がしっくりくる感じです。

 番号制については、個人情報保護のためのアクセスログの本人開示や重いセキュリティなどは、当然のこと。問題は、こういう番号制は個人情報の流れを変えるし、個人の権利利益侵害に対する受け止め方もさまざまであること。だからこそ、個人の権利利益という観点から、番号制を入れると何を得て、何を失ったりあきらめることになるのか、そしてそれが最大誰の利益になるのかという議論をしないと、思考停止したある意味誰かの枠にはめられた議論しかできなくなる。

 だから、いきなり番号制の制度設計としてどういうものが良いかというパブコメは、何か大事なものをすっ飛ばした感がある上に、あんな感じなのでちょっとと思う。だけど、最近の個人情報保護に関わる議論を見ていると、まったくそういう枠にはまった話になっているので、これが社会の流れなのかと思いつつ、でも何だかそれには抵抗したくなるのですよ。
 
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by clearinghouse | 2010-07-27 00:00

 7月23日の消費者委員会で、個人情報保護専門調査会の運営方針が議案となり、間もなく個人情報保護法の調査審議がはじまります。専門調査会委員に私も加えていただいたので、これからいろいろ意見を聞きつつ、何だかんだとできることをしていきたいと思います。委員名簿も含めて関連資料は以下にあります。

 http://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2010/0723/100723_shiryou1.pdf

 行政透明化検討チームの論点整理で、不開示情報の個人情報については消費者委員会に申し送りという形になっていましたが、ここに申し送られることになりますね。透明化検討チームのうち、私を含めて3名が専門調査会の委員。三宅座長代理が透明化検討チームの席上で言っていた第2ラウンドって、このことです。考えるだけで胃が痛くなるような第2ラウンド。総勢18名の委員なので、この人数でどこまで実質的な議論ができるのか、第1回目の会合で少し雰囲気がわかるでしょうか。

 ちなみに、まだ会議日程が消費者委員会のHPに出ていませんが、私の手帳の予定では以下の日程です。

  8月5日(木) 10:00~12:00

 ついでに、私の手帳の予定では第3回公益通報者保護専門調査会も8月5日(木)で、16時から。この合間の4時間、どう過ごそうか思案中。
 
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by clearinghouse | 2010-07-25 00:00 | 個人情報保護

 行政透明化検討チームの第6回会合が、下記日程で行われます。傍聴の登録期間は、7月27日までです。ご都合の付く方は、ぜひ、傍聴してください。

 情報公開制度の改正に関する大臣案(修正案)の提示があります。そしてフリーディスカッション。情報公開法改正の検討は最終回です。

 〇平成22年7月30日(金) 10:00~12:00
 〇中央合同庁舎第4号館共用1208特別会議室
 〇登録期間 7月22日~7月27日

 登録フォームへの直リンクは以下です。
 https://form.cao.go.jp/shokuin-koe-joho/opinion-0008.html
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by clearinghouse | 2010-07-24 00:00 | 行政透明化検討チーム

 何だか不思議なアクセスが多いので何かなと思ったら、知り合い同士がツイッターでこのブログの第1回公文書管理委員会のネタがらみで何だか盛り上がっているのを発見。瀬畑さんとかまさのさんとかその他の方も。私はツイッターをやってないので(つぶやくよりぼやきそうだし、ナマケモノだし)、とりあえずブログで書いておこう。

 歴史家や歴史研究者が現用文書の重要性や、文書の作成・管理の重要性を理解してないなんて、少しも思っていませんよ。私の問題意識は、行政文書の定義をどうするか、どう管理するかにもありますが、行政組織の問題としてどう文書を作って管理をして行くのかという組織の問題にもあるのですよ。要は内部統制的にどうなるのだろうかということ。そこがしっかりしないと、歴史的にも文書が適当な形で残らないと思うからです。ちなみに行政透明化検討チームでは、行政文書の問題は公文書管理委員会に申し送りをしてもらう方向です。

 私としては、今の人をハッピーにできないのであれば、後世の人もハッピーにはなれない、公文書管理は今のためにあることが基本で、今を適当なものにしていくことで歴史に残すこともできると考えているだけです。何だか、文書を「もんじょ」か「ぶんしょ」と読むかというネタも引っかかる方がいるようですが、私の方はそんな感じで今の組織の問題は誰がどう議論をするのかに不安が大きいもので…。基本的には、どんな立場、どんな専門性の方でも私はウェルカムです。ずっとそうだったし。むしろ、距離感を持っているのは専門性の中にいる人たちだと思うんだけどな。興味深々な視線を感じつつも、みなさん上品なもので、こういう野に放たれた感じの人に直接触れるのは遠慮されているような感じかな。まあ、こちらがアウトローな感じですからね。
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by clearinghouse | 2010-07-23 00:00

 毎日暑いです。焦げそう、溶けそう。日焼け止めを塗っても、毎日、顔や腕、首筋がほんのりひりひりしているので、もはやちょっと焦げてます。朝は9時を過ぎるとだいぶ屋外の移動がきつくなってきました。第5回行政透明化検討チームは、開始時間が10時。暑さにやられて足取りも重く、会議に出席してきました。

 第5回で実質的な議論は最後。次回は30日開催だけど、これまでの検討で出された論点をもとに、情報公開法改正の考え方の大臣案が提示されることになっています。途中までよく検討チームの性質を理解できていなかったけど、結局は参集者は様々な論点や考え方を示し、最後の政治判断のための地ならしをするということだったというのが、今の私の理解。

 だから、検討チームのメンバー間でも意見の対立あり、ほとんど神学論争的になってしまうものあり。たぶん、情報公開請求者がどんな思いをしているか、ということに思いをはせることを使っていない人に期待することが違っているのかもと思うところもあり。そう言って区別をするのはよくないので、想像してもらえていると思うようにしている。でも、情報公開制度を使うときは、請求者は何か問題を解決したいなどの目的を持っているので、単に情報が出るかでないかが問題なのではなくて、公開されないと問題解決自体が阻害されるということなのであって、そういう意味でとっても言葉では尽くせない思いを抱えるんだよね。

 そんなわけで、いくつか私なりにこだわってきたことがありましたが、行政透明化検討チームはなぜか回を追うごとにとっても資料等のWEBへの掲載が早くなってきたような気がする。すでに下記に掲載されています。会議当日に掲載とは、素晴らしい!

http://www.cao.go.jp/sasshin/hatomimi/shokuin/shokuin-joho-kokai/summary.html

 今回検討していたのは、以下の「情報公開制度の改正の方向性について」に関する論点整理(補訂版)」。
http://www.cao.go.jp/sasshin/hatomimi/shokuin/shokuin-joho-kokai/pdf/05/05_docu_04-01.pdf
 


 検討した順ではなくて、資料のページ順に書くと、まずは不開示事由の個人情報。私自身はずっといわゆるプライバシー型にすべきという意見。これに対して、もっぱら論争の相手になっていたのは、個人識別型を堅持する藤原教授。これは、今のところほとんど出口のない議論。でも、これって請求者の苦い思いがプライバシー型を求めているのだ。というのも、個人識別型の規定で非公開の範囲を不必要に広く定められて苦労し、公務員の氏名の公開など課題が出てきても一向に制度改正はなされずに放置され、ようやく改正になったと思うとさしあたり課題になっている部分だけつぎはぎ的に措置をする。次の課題がわかると、また改正にはすぐならず、放置された上に法的根拠のない運用の問題で努力するといわれたり…。

 なので、あくまでも私自身はプライバシー型にこだわったけど、論点整理では折衷的なまとめになっている。要は、公務員の氏名等の公開規定に、私的諮問機関も含む第三者機関の委員の氏名等の公開も措置するという考えが一つ。そして公表情報の場合に公開するという規定に、「公にすべき」という価値判断を含む文言を追加するという考え。今より良いけど、また何かあったらつぎはぎで但し書きを増やしたり修正するのかと思うと、ちょっと気が重い。

 ちなみに、この個人情報の扱いについては、間もなくはじまる消費者委員会個人情報保護専門調査会で検討するよう申し送りになりました。でも、結局この件を議論をする面子は今と変わらないので、自分でもとっても複雑。何だか、考えるだけで疲れてきた。

 次いで、内閣総理大臣への報告と内閣総理大臣による措置要求。これは、公益上の裁量開示規定がほとんど機能していないことから、高位の判断によって機能させる道をつくるためのもの。論点整理では、全部不開示はすべて総理大臣に報告がされ、一部不開示については不服申し立てがされて、審査会の答申が出た後に、総理大臣に報告、協議をして採決・決定をするとしていました。私自身は、不服申し立てが審査会に諮問される前の段階でこの手続をいれてくれれば、請求者はもっと早く情報の公開を受けられるのではないかとと思うので、審査会諮問前と言ってみたけど、一蹴。この項目については、松村教授と橋本教授の間でも見解が分かれている。

 次が開示期限の特例。上限を120日にするという論点だったけど、いつの間にか120日は標準処理期間で、今の特例延長規定は残すような論点整理になっていたので、ここは意見を言いました。要は、今回は決定期限を超過した場合のみなし拒否規定を設けることになっていること、そして120日が標準処理期間になってしまうと、単なる努力目標になりかねないこと、そして120日を超過することが違法・不法ではない場合、みなし拒否がどうなるのかなどの問題があると考えたから。だから、120日を原則として、それを超過した場合は違法な遅延状態になるので、みなし拒否を請求者が選択できるようにすること、ただし、不服申し立てしたりすることが必ずしも早く情報の公開を受けることにつながるとは限らないので、120日を超過する時点で少なくともこの先の見通しの情報提供をすることで意見を述べてみました。

 手数料については、開示請求手数料の廃止は方向性として一致。ただし、商業的請求の場合は開示請求手数料を徴収することとなりました。請求者の懸念としては、何を商業的請求とするのかなので、そこは確認。開示請求書に記載された請求者が株式会社であるとか、住所がそうであるなどの外形的な事柄から判断をするということなので、それであれば私的にはOK。

 開示実施手数料(コピー代など)は、「学術的利用、報道機関の代表による利用、非商業目的の調査研究その他の公益減免規定を施行令に規定する。」と整理されました。情報公開法の規定だと、減免に関する規定で「その他特別に理由」にどのような場合が該当するかを施行令で前述のように定めるということです。ただ、法律本文をいじらずに施行令だけで措置するだけで良いのか疑問だったので、それについては意見を言いました。手数料関係では、濫用的請求についても論点整理されているのですが、時間がなくて議論できていません。個人的には、気になっている部分がいくつかありましたが…

 審査会への諮問は、不服申し立てを受けてから14日以内の諮問など、諮問までに期限を区切る改正を行う方向性は一致。でも、審査会でも審査の長期化がみられる状況なので、諮問期間を短くしたことだけで、権利救済の短縮には必ずしもならない。なので、短縮を考えるのであれば審査会の標準処理期間もあるべきではと意見を述べたところ、橋本教授から一喝。行政機関の義務である諮問を早くさせるということと、個別の審査で起こっている長期化は別の問題だから、要はそこをごっちゃにするなということでした。

 審査会では、実質的な審査をしている中で長期化せざるを得ないものもあるということだったので、時間がかかっても申立人の不利益にはなっていないということなんだと思う。これは、私も自治体の審査会委員をしていたことがあるのでよくわかる。でも、私はそう言ってしまうことを、一生懸命審査しているから仕方がないというエクスキューズであるとずっと考えてたので、むしろ、かかわっている審査会のあり方への問題意識に変遷したという経緯があります。なので、わかるけどそうですかとはいえないところです。

 情報公開訴訟の関係は、ヴォーンインデックスの部分で意見を述べました。訴訟手続きとしてではなく、審査会手続きへの注文でしたけど。要は、7月9日の審査会事務局からのヒアリングで、平成17年度以降ヴォーンインデックスの作成が0件であること、ヴォーンインデックスとヴォーンインデックス的なものとがあって、後者は作成されているようだが両者の違いに明確なものはないようなので、審査会手続きでのヴォーンインデックスの活用がまずはあるべきという意見を言いました。メンバーの中島さんも、審査会でヴォーンインデックスの活用と、申立人へのその情報提供について意見あり。

 政府周辺法人関係の情報公開については、橋本教授の提案があって、行政刷新の枠の中でさらに検討を進めてもらうことになりました。ただ、私としては、政府周辺法人と民営化された法人の問題は質が違うところがあるので、分けて整理をして検討してもらえるよう、特にお願いをしました。ここの項目のまとめに、一般的な情報提供に関する論点が入っているので、それも論点整理での扱いを整理してほしいことも注文。

 その他にも、いくつか意見を述べたところあり。しつこくしつこく言ってきて、論点整理の最後の方に「行政文書」の問題について入れてもらえたけど、意見交換や議論する時間なし。でも、行政文書の定義については、公文書管理委員会への申し送り事項とされるべきとなったので、先の目が出てきたかな。うるさいやつと思われるの覚悟で、空気は読んでいてもそれを無視して言った方がよいと思うことは基本的に会議の場で述べたり、書面で出してきました。でも、さすがに法改正にはなじまないけど運用上の問題・課題は話ができず。次回の大臣案が出てくる会合も2時間を予定されているので、少しそういう話もできるのでしょうか。

 大臣案はどんな内容で出てくるのでしょうか。
 
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by clearinghouse | 2010-07-22 23:45 | 行政透明化検討チーム

 7月15日開催の第1回公文書管理委員会の資料がようやくHPにアップされていました。昨日までたぶん掲載されていなかった。ちょっと時間がかかった??各省庁でのこういう更新ってどういう手続やルールになっているんでしょう。

 http://www8.cao.go.jp/koubuniinkai/iinkaisai/22/220715haifu.html

 わかりにくいところに公文書管理委員会のページがあるので、情報提供です。
 ちなみに公文書管理委員会のページは以下のURL。

 http://www8.cao.go.jp/koubuniinkai/index.html
 
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by clearinghouse | 2010-07-21 00:00