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国勢調査の調査票配布がはじまりました

 国勢調査の調査票配布がはじまり、国勢調査の問題に長年取り組んでいる「国勢調査の見直しを求める会」の電話でのホットラインも始まっています。

 9月23日(祝)~10月7日(木)/10月22日(金)~24日(日)の13:00~19:00
 電話番号 03-5269-0943

 掲示板もあります。以下から入れます。
  国勢調査がわかる http://www.ringo.sakura.ne.jp/~kokusei/ 

 この関係で最近聞いたある意味衝撃的な情報は、東京都内某市では、一人の調査員に15地区を担当させているという話。1地区40世帯程度で、9月23日から10月1日までの配布期間中に、調査員に求められている調査票配布先の直接訪問、対面での調査票提出方法の確認をきちんとすると、どう考えても時間が足りないだろうということで、一体どうするのか?という話です。

 予想としては、単にポスティングしてくるだけではないか、そうすると1調査区ごとに約4万円出る報酬が高すぎるという話を少し前にしていました。この某市がどうなったかわかりませんが、日曜日に私の自宅の郵便受けにも調査票が単純に投函されていました。自宅にいる間に投函されていましたが、呼び出しすらしなかったようです。そうすると、1調査区40世帯くらいなので、ポスティングだけだと1時間もかからない。何と時給4万円のバイト!!本当は、調査票をどのように提出するかを確認して、指導員にそれをあげなければならないはずですが、適当に書いて出しているのでしょうか。それとも、そうする必要はないと指導しているのでしょうか。ちなみに新宿区。

 今回の国勢調査では、調査票の回収方法が大幅に変わり、より望ましい方向になったと思います。が、調査票の配布方法やそれにかけるコストについては、いろいろ議論をした方がよさそうです。少なくとも、私のところに来た調査員のようにポスティングのように済ませていて、それでもOKなのなら、4万円の報酬はいくらなんでも高い!これこそ無駄遣いという感じです。

 といいうわけで、何だかネタのように話していた15調査区担当という話も、某市だけでなくてもっとあるのかもです。今回は、国勢調査についてこれまでとは異なる視点での議論も、あとあと必要そうです。
 
by clearinghouse | 2010-09-27 06:00