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「地図から消えた送電線 「テロ対策」「過剰対応」賛否」

 今日の朝日新聞夕刊に以下の記事が掲載されていますが、私のコメントも掲載されています。

 全文は購読していないとネット上で読めないようですが、要は、国土地理院が電子地図を作るときに、送電線について電力会社から位置を示す資料の提供が受けられずに、今後、地図から送電線情報が消えるというもの。

「地図から消えた送電線 「テロ対策」「過剰対応」賛否」(朝日新聞 2011.11.12)
http://www.asahi.com/national/update/1112/TKY201111120125.html

 電力会社が拒む理由は、テロの脅威などの保安上の理由ようです。賛否があるということですが、保安上の理由ということにしても、目視すれば一目瞭然。保安上の理由でこういう情報をもっともらしく非公開とするのは、原発とか危険施設は保安上の理由から、どこにあるのかはすぐにわかるけど、地図には載せませんと言っているのと同じようなものなので、いかがなものかと思ったので、そういう方向でコメントしました。
 
 この話を最初聞いて、20年以上前に問題になった、高レベル放射性廃棄物の輸送ルートが、同様の理由で非公開とされたけど、その輸送しているトラックの様子が報道されたり、市民団体は知っていて追っかけていたりしたことを思い出しました。建前が大事で、実質は問わない文化は健在なり、ということでしょうか。
 
by clearinghouse | 2011-11-12 23:59